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「アグリゲート (aggregate)」=「集約する」

その名の通り、私たち電力を使用する多くの需要家が持つエネルギーリソースを束ね、需要家と電力会社の間に立って、電力の需要と供給のバランスコントロールや、各需要家のエネルギーリソース最大限の活用に取り組む事業者のことです。「特定卸供給事業者」とも呼ばれます。


「アグリゲート(aggregate)」=「集約する」電力は需要と供給のバランスを保つために、需要量と供給量を常に一致させる必要がありますが従来はこの役割を大規模な発電所に依存していました。しかし、需要応答(DR)は、再生可能エネルギーがさらに普及する新しい電力ネットワークの時代において、引き続き電力の需要と供給のバランスを維持するための仕組みです。


私たち需要家が電力の需要量を調整することで、需給のバランス確保に貢献することが求められています。

系統用蓄電池における「アグリゲーター」とは、複数の蓄電池システムや分散型エネルギーリソース(DER)を統合し、管理する役割を持つ事業者やプラットフォームのことを指します。


アグリゲーターは、これらのリソースを集約して、電力市場おける取引や需要応答(DR)プログラムに参加させることができます。

電力の需給バランスを調整する司令塔「アグリゲーター」

1

リソースの統合

複数の蓄電池システムや再生可能エネルギー源(太陽光発電や風力発電など)を統合し、単一の大規模なリソースとして扱います。

2

需給調整

電力需要が高い時間帯に蓄電池から電力を供給し、需要が低い時間帯に充電することで、電力の需給バランスを調整します。

3

市場参加

アグリゲーターは、電力市場や周波数調整市場に参加し、蓄電池の充放電を通じて収益を上げることができます。これにより、電力の安定供給に寄与します。

4

データ管理と分析

蓄電池の運用データを収集・分析し、最適な運用戦略を策定します。これにより、効率的なエネルギー管理が可能になります。

5

需要応答プログラムの実施

アグリゲーターは、需要応答プログラムに参加し、電力消費者に対してピーク時の電力使用を削減するインセンティブを提供することができます。

6

リスク管理

蓄電池の運用に伴うリスクを管理し、投資家や顧客に対して安定したリターンを提供します。

系統用蓄電池におけるアグリゲーターは、エネルギーの効率的な利用と電力市場への参加を促進する重要な役割を果たしています。再生可能エネルギーの普及が進む中で、アグリゲーターの存在はますます重要になってきています。


これにより、エネルギーの安定供給や持続可能なエネルギーシステムの構築が進むことが期待されています。国内で活動するアグリゲーターは着実に増加しており、2022年4月からは、一定条件を満たすアグリゲーターは「特定卸供給事業者」として経済産業大臣への届出が義務化されました。


2022年10月20日現在、そのライセンスを取得している事業者は電力会社、ガス会社、住宅メーカーや設備機器会社など、38社にのぼります。アグリゲーターの存在は、持続可能なエネルギーシステムの構築に向けた鍵となることが予想されます。

アグリゲーターとERABビジネスの未来

電力需給を調整するアグリゲーターが重要な役割を果たし、電力を効率的に活用する「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス(ERAB)」が新たなビジネス分野として注目されています。


このビジネスが進展することで、需要と供給のバランスを取ることが可能になり、天候に左右される再生可能エネルギーを最大限に活用できるようになります。また、分散型エネルギーリソースを利用することで、大規模発電所 への投資を抑え、経済的な電力システムの構築が可能 となります。


さらに、災害時にも電力供給を行うなど、さまざまな機能を果たすことができるでしょう。

これまでの電力ネットワーク

これまでの電力ネットワーク

これからの新しいネットワーク

Operation(運用) & Maintenance(保守)

O&Mとは、「Operation(運用管理:安定した利用)」と「Maintenance(保守点検:整備・維持)」の略称であり、

太陽光発電設備の「安全で安心な長期稼働」と「発電量の最大化」を目指しています。

その具体的な内容には、環境整備、定期的な点検、発電量の監視、障害発生時の緊急対応、修理作業などが含まれます。

目的

O&M(運用・保守)の主な目的は、故障や不具合を未然に防ぎ、安心安全な機械設備の稼働を維持することです。

設備トラブルは内部の状態だけでなく、外部の要因(直射日光、暴風雨、人間や動物のいたずらなど)によっても引き起こされることがあります。

経年劣化を考慮し、機械設備のトラブルを防ぎ、被害を最小限に抑えるためにO&Mは不可欠です。

必要性

O&Mは機械が問題なく稼働し続けるために必要な業務です。メンテナンスが不十分だと、通常防げるトラブルが発生するリスクが高まります。

例えば、定期的な修理や部品交換、配線ミスの確認を怠ると、ショートや漏電、焼損の可能性が増し、最悪の場合、火災を引き起こす恐れがあります。故障や設備の焼失を免れたとしても、メンテナンス不足は発電効率の低下を招き、特に社会インフラに関わる設備では人々の生活に影響を及ぼすことになります。

メンテナンス不足が原因で劣化や故障が生じると、発電効率が低下し、経済的な損失につながります。また、漏電や火災が発生した場合には、さらに大きな損失を被る可能性があります。

定期的な保守点検と適切なメンテナンスを行うことで、早期に異常を発見し対応することが可能となり、トラブルを最小限に抑え、売電機会の損失を防ぐことができます。このような理由から、O&M(運用・保守)は安全な状態を維持し、長期的な運用を実現するために重要な役割を果たしています。

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